注:2015年7月2日に公開された記事を再編集したものです。
皆さんは中津祇園をご存知だろうか?
中津祇園(なかつぎおん)は、10万石の城下町大分県中津市を代表するおよそ570年以上の伝統のある祭である。
中津祇園は、豊前三大祭り(宇佐八幡宮夏越し祭・小倉祇園祭)・豊前三大祇園(小倉祇園太鼓・今井祇園)・大分三大祇園(日田祇園・臼杵祇園)のひとつに数えられる。京都の祇園祭の流れを汲み、中津神社を中心とする「上祇園」と闇無浜神社(くらなしはまじんじゃ)を中心とする「下祇園」からなる。2004年(平成16年)に大分県の無形民俗文化財に指定された。
毎年7月20日以降の金・土・日の3日間、全部で12台の祇園車(ぎおんぐるま)と呼ばれる山車が「コンコンチキチン」の音とともに中津の旧市内を練り歩き、辻々で停車し祇園車の上で民舞等が奉納される。見所は、朝車(中日)・戻車(最終日)の晩に行われる「練り込み」で、 双方の広い境内で高さ約5メートルの祇園車を勇壮に走らせる。 このことから、祇園車は走る文化財とも呼ばれる。
出典:Wikipediaより
中津市民ならほぼ100%知ってるであろう「中津祇園」に行った方がいいと思う理由をまとめてみよう!

その① 580年以上歴史のあるお祭り!
疫病退散と無病息災の祈願を目的に毎年7月20日過ぎの金曜から日曜の3日間行われている中津祇園は今から約580年前の永享2年(1430年)に祇園の御分霊を京都の八坂神社から改めて勧請し、漁師の村祭としてのささやかな祭が行われたのが起源とされていて、約330年前(1683年)に現在のような「祇園車」と呼ばれる漆塗りの華麗な山車が出されるようになったらしいので歴史が長い!
中津市民の中にもこの歴史を知らなかった人も多いと思うので、これを機に毎年見ている中津祇園をちょっと違う視点で楽しむのもアリでは?
その② 「走る文化財」とも言われている祇園車
闇無浜神社(くらなしはまじんじゃ)摂社の八坂神社を中心として行われる「下祇園(しもぎおん)」と 中津神社を中心として行われる「上祇園(かみぎおん)」とからなっている中津祇園。
現在では下祇園上祇園合わせて13台の祇園車と2基の御神輿があり、初日は「引き出し」2日目は「朝車」3日目は「戻車」といいそれぞれ祇園車が回る位置があるのでチェックしておこう!



最終日の「戻車」では御神幸・御巡行を終えて神社境内へ引き込まれた祇園車が行う練り込みが見ものだ!!!
1712年(正徳2年)に、中津藩主の病気治癒を祈願して祇園車を城内の椎木門から西御門まで走らせたのが起源とされる練り込みは、下祇園はスピードが魅力の「棒練り」、上祇園はダイナミックな舵切りが魅力の「廻し練り」を行う!
完全に一見の価値アリ!!!
これが「走る文化財」の由来だぞ!!!
その③ 初日に行われる中津市民花火大会も併せてチェックしよう!
小祝漁港先埋立地で打ち上げられる花火大会もこの祭りの見どころの一つだ!
観覧は小祝グラウンドでも出来るし、よほど離れない限り見れると思うので是非見ておこう!
有名花火大会では見れない距離で見れたり、人が少ない場所もあるのでゆっくりと観覧出来るはず!
なお、中津祇園期間中は歩行者天国になっていたり、一方通行になっていたりする場所があるので注意していこう!
駐車場とトイレの位置はこちら

中津市民もそうじゃない人も是非楽しんで!
画像提供元・参考サイト:中津祇園保存協議会
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